今の生活がずっと続くのは嫌。そんなケアラーが未来を変えるために

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家族支援自分軸
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「今のまま変わらない未来は嫌。でも、自分の力で変えられる気がしない。未来を変える方法を知りたい」


そんな思いを抱えていませんか?
家族を支えるケアラーにとって、今の苦しい生活がこの先も続くと想像するのは、とてもつらいことです。何とかしたいと思っても、何をすればいいのか分からず、目の前のことで精いっぱいになってしまう。

けれど、未来を変えるために必要なのは、一発逆転できる方法を見つけることではありません。

まずは「自分はどうなりたいのか」を明確にすること。そこから、今とは違う未来への道筋が見えてきます。


1.「今のまま変わらない未来は嫌なのに、変えられる気がしない」

……って、思っていませんか。
丸々そのままじゃなくても、今この瞬間じゃなくても、チラリと頭に浮かんだことはあると思います。
私もそうでした。夫の発症直後はノー知識だったので、そのまま生活保護になるのか、くらいまで想像しました。
実際にそうなるかどうか、は、この時問題じゃないんですよね。
自分の手に余る問題が、絶対起きて欲しくない辛い未来をぎゅんぎゅん引き寄せて来そうな感じがして、怖くてたまらないんです。

自分には手も足も出ない状態。だからと言って何もしないでただ待つのも怖い。
そう思いながら、目の前の「やらなければいけないこと」でてんやわんやしている、というのが実際ではないでしょうか。


2.未来を変える、とは、一発逆転ホームラン、ではない

「今のままが続いた未来」は避けたい、でもどうしたらいいか分からない。つまり、何をすれば未来が変わるのか、が分からないんですよね。
冷静に考えれば未来が分からないのは当然なのですが、現状が辛いとそこをベースに未来を考えてしまうので、良い想像はしにくいです。
だから尚更「何とかしたい」「でもできない」をグルグル繰り返すことになります。

そして疲れ果てて、一発逆転ホームランな方法じゃないと未来は変わらないのでは、と考えてしまうのではないでしょうか。


でも、野球に限らず、普段の生活でも一発逆転ホームランなんて早々起こりません。生活なら何がホームランかすら定義出来ないのですから尚更です。
だからこそ余計に「自分の手では今とは違う生活をしている未来は作れない」と考えて、また絶望してしまうのです。


3.必要なのは「変え方」ではない

私たちは何かを目指したり計画するとき、瞬時に「どうやって?」を考えます。そしてそこで頓挫してしまうのです。だから実現しない。
なぜなら「どうやって」は、自分の過去の経験だけが情報源だからです。つまりやったことがあることだけで未知の未来を構築しようとする。そりゃ無理な話ですよね。

例えば「月に行きたい」と思ったとします。すると「どうやって?」を考えたら、宇宙飛行士になることを想像するでしょう。
その次の瞬間に「そんなのは無理だ」「年齢的に叶わない」「今の生活はどうなる」など、色んな「NG条件」が立ち現れます。「月に行きたい」計画はもう中止が決定します。
しかし、実際には宇宙飛行士以外でも月に行くことが出来る時代です。そちらの可能性は「自分が知らない」から検討しない。
だから、計画も夢も未来もすぐに手放さなければいけなくなるのです。

月に行く、はさすがに突飛すぎましたか? でもケアラーにとって「今とは違う生活をしている未来」も、月旅行と同じくらい突飛な未来像に見えるかもしれません。
だとしたら、どうしたらいいか。
まず必要なのは「変え方」ではありません。「自分はどうなりたいのか」という、自分が望む自分の未来像です。
どうなりたいか、を確定してから、「じゃあ、どうすることが出来るだろう」も、リアルになっていくのです。


4.「なりたい未来」に近づくために使える3要素

では、この「なりたい未来」を具体化するために出来ることは何か、について、3つご紹介したいと思います。


①RAS

最近話題の「毛様体賦活系(RAS)」です。自分が決めた目標・夢に必要な情報を集めて、そこから目標や夢に近づくための行動を促してくれる、人の脳に備わった機能です。
「赤い車を買おう」と思った途端に街中の赤い車が目につくようになるように、自分が意識したものを見つけやすくする働きがあります。


②SFA

ブリーフケアの一つで「ソリューション・フォーカスト・アプローチ」の略です。日本語で「解決思考アプローチ」と呼びます。
どうしてそうなったか、のような原因はさておいて、「どうしたら問題が解決するか」の方策を重視します。
これも「一発逆転ホームラン」ではありません。朝一で飲むものをコーヒーから牛乳に変える、くらいの小さな変化から始めます。


③自分たち中心主義

これは私が独自で提唱している考え方です。
ケアラーは常に「家族にとって」「世間に対して」「第三者から見たら」「何が正しいか」を意識します。それが行き過ぎて、自分+自分の家族にとっての最善は何か、が見えなくなっている。だから未来も不透明になるんです。
ポジティブな意味で、ケアラーはもっと自分たちを中心に考えたほうがいいのです。




5.「私はどうなりたいのか」に向かうことが「今の状態が続くの?」から抜け出す道

今が辛いなら、この状態がそのまま○年後になる、と考えるとどうしたって気持ちは暗くなります。現状維持どころかジリ貧を想像するでしょう。だからどうにかしたいと思う。
ただ、この「どうにかしよう」の一手を選べない。なぜか。方向性がないからです。


ここで必要なのが「私は・私たち家族はどうなりたいか」です。これがはっきりしていると、今・今日・明日取る選択肢も見えてきます。
そこから「今とは違う生活をしている未来」に、進路が変更していきます。

一発逆転ホームランなんて必要ないのです。「どうなりたいか」にマッチする「今日の一手」こそが、自分たちの未来を作ってくれるのです。


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