正しい「利己主義」のススメ|自分たち中心主義で生きよう

query_builder 2026/10/11
自分軸
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利己主義、という言葉を聞いて、どんなイメージですか?
わがまま、ジコチュー、自分勝手、協調性がない。
こんなイメージだと思います。


じゃあ、絶対にとってはいけないスタンスなのでしょうか。
私はそう思いません。というより、この考えが少なすぎることで、今あなたは迷って苦しんでいるのではないでしょうか。


本日は正しい利己主義、「自分たち中心主義」についてお話したいと思います。


1.利己主義は本当に悪いもの?

利己主義とは、
「自分自身の利益や欲望、快楽を最優先に追求し、それが他者や社会に与える影響や不利益を顧みない考え方や行動原理」
という定義です。
自分自身に対するスタンスではなく、他者・周囲・社会に対してとるスタンス、周囲からの判断、という側面のほうが強いですね。

これと逆の考えが「公共の福祉」です。これは
「自分勝手に権利を主張していいわけではなく、ほかの人や社会全体の利益とぶつかったときに、お互いを守るために調整するルール(考え方)」
です。
人と人が一緒に生きていくのですから、こちらを優先すべきなのは当然ですね。

ただいずれも、「他者に対してどういう態度なのか」という考え方です。
それ以前の「自分自身はどうしたいのか」は、どちらも説明していません。
というより、そもそも議論されない、考えることを推奨されない、学校でも教えられない、親からも聞かれない。

だから考えることがない、自分で分からない。だから「自分がどうしたいか」で行動出来ない。
それが今あなたが迷い続ける原因の一つではないでしょうか。

利己、とは、「対自分以外の誰か」で考えると喜ばれないかもしれません。
しかし「対自分自身」だけなら、最初に掘り下げるべき概念ではないでしょうか。


2.今のあなたは「利他主義」に偏っている

利己、つまり

  • 自分は何がしたいのか
  • 自分が何に価値をおいているのか
  • 自分はどうなりたいのか、何を求めているのか
  • どんな自分でありたりのか

という意味での「利己主義」を無視するため、何かを選んだり決めたり良し悪しを判断するときの基準が「利他」になりがちです。


  • 親、家族、彼氏はどう思うだろう
  • 周りに反対されない、拒絶されない選択肢は何か
  • 間違えたら恥ずかしい。みんなと同じ答えなら恥ずかしくない


に繋がっていく。
本来「利他」も、そういうものじゃない。先ほどの「公共の福祉」に近い、「お互いを尊重し合うため」というスタンスのはずです。
けれど「自分がどうしたいのか」がないから、尊重というより「言いなり」になり「振り回される」ようになってしまうのではないでしょうか。

最近の言葉で言えば、「自分軸」と「他人軸」です。
自分軸も、本当なら確立したい。けれどそこに利己主義の匂いを感じると引っ込めてしまう。結果として中途半端でいまいち納得できない「なんちゃって自分軸」で止まってしまうのです。


3.あなたが八方塞がりなのは、利己主義を誤解しているから

ケアラーはもちろん、どんな人も毎日が「判断」と「選択」の連続です。
しかもそこに「責任」がくっついてきます。だから一つ一つがとても大事。


けれど「自分はどうしたいのか」が分からないと「皆はどうするんだろう」「他の人はどう思うかな」で振り回されます。
Aさんの言うこととBさんが言うことと、過去にCさんが言っていたことが全部部妙に違う。だから選べない。
それが今あなたが迷い続け、八方塞がりになり、打つ手が無くなってしまっている理由の一つです。

利己主義を誤解している、または「対自分自身」の部分を見落としているから。
利己主義とは、他人に対してどうなのか、を考えるよりもまず「自分がどうしたいのか」がはっきりしている人に対して、「それはそれ、他人への影響は別で配慮しないといけないよ」というメッセージです。
自分がどうしたいのか、がまだはっきりしていないうちから周りばかり見る必要はないのです。


4.私が提唱する利己主義「自分たち中心主義」とは

私は、特にケアラーに対しては、むしろこの「利己主義」の「対自分自身」の部分を大事にして頂きたいと思っています。

行き過ぎた「公共の福祉重視」の考え方から、ケアラーは家族に対しても「自分は~思う」が言えなくなっています。
そして「相手の気分・状態」「他人の目」「べき論」で判断選択し続けます。

でも、それで判断したからと言って、自分・自分たちにとって最適な結果になるとは限りません。むしろ現実は「そうならない」ことのほうが多いでしょう。

その時、自分が心から正しいと思ったわけじゃない選択の「責任」の部分だけ背負うことになります。これがケアラーのストレスなのです。

毎日責任とセットの判断・選択はしなければいけない。そして悩んだところで想定外の事態は起こる。その事態に対処するのもまた自分しかいない。

だとしたら、判断・選択の時点で「自分が~したい」を基準にしたいと思いませんか?
更にケアラーですから、自分個人だけの「利己」では十分ではありません。
支える相手である家族の「利」も含めた「利己主義」で判断することで、現実と前向きに向き合おう、という意欲がわいてきます。

これを私は「自分たち中心主義」と呼んでいます。



5.ケアラーの利己主義は家族を救う

利己主義とは、「利己」が確立している人に対するメッセージです。
確立しているなら、公共の福祉を意識して「利己」を調整すればいい。

ただまだあなたは「利己」の内容がフワフワしているのではないでしょうか。
先ほど挙げた


  • 自分は何がしたいのか
  • 自分が何に価値をおいているのか
  • 自分はどうなりたいのか、何を求めているのか
  • どんな自分でありたりのか


を、今一度しっかり掘り下げてください。

更に家族の「利己」も探りましょう。本人と話せる状態なら是非意見を聞いてみましょう。
お互いの利己のミックス+公共の福祉の視点が、あなた達の「自分たち中心主義」です。

これにそって判断・選択・行動することは、果たしてわがままで身勝手で協調性がない振舞でしょうか。
違いますよね。自分たちの価値観で判断・選択している、非常に責任感のあるスタンス、と言えるのではないでしょうか。


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